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高橋氏「苦しい24時間だった」 - auone.jp

募金ランの途中で野口みずきさん(右)と並走する高橋尚子さん

 毎夏恒例の日本テレビ系チャリティー番組「24時間テレビ43 愛は地球を救う」が23日夜、2日間の生放送を終えた。自らが持ち込んだ新企画「募金ラン」に挑戦したシドニー五輪女子マラソン金メダリスト・高橋尚子さん(48)は116キロを走破。アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきさん(42)、女優の土屋太鳳(25)ら「チームQ」のメンバーも計5人で120キロを走り抜き、6人で総額470万円を募金。コロナ禍における「24時間」の新たな可能性を示した。

 午後8時50分、「チームQ」のランナーと6人全員でゴールを迎えたQちゃんは、笑っていた。2日間で距離にして116キロを走り抜き、募金は個人で230万円、チームQと合わせて470万円まで積み上げた。「走ればその先に笑顔があると思っていましたが、仲間の頑張りが笑顔をくれました。チームQ最高!」と充実感をにじませた。

 高橋さんの持ち込み企画である「募金ラン」。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、沿道に人が集まり「密」状態にならないよう、公道ではなく1周5キロの私有地を周回する形式となった。1周ごとにランナー自身が10万円を募金。海外では、マラソン大会に出場する際に募金をして臨む形式は広く知られているが、日本ではそこまでメジャーではない。高橋さん自ら“走ることで募金する”姿勢を示した。

 真夏の暑さに加え、突然の雨に見舞われるシーンもあった。8月上旬には、練習中に右ふくらはぎの肉離れを起こし、コンディション面にも懸念があった。右足をかばう動きをすることで左太ももがつるなどアクシデントもあったが、笑顔は消えなかった。午後6時ごろには目標の100キロに到達したが「まだ時間が残ってる。これで終わりじゃない」と足を止めず。さらに16キロ距離を稼いだ。

 高橋さんの激走に「チームQ」のメンバーも走りで応えた。高橋さんを姉のように慕う野口さんは、当初の予定を5キロ超える40キロを走破。女子レスリング五輪3大会連続金メダルの吉田沙保里さん(37)、元バドミントン日本代表でキャスターの陣内貴美子さん(56)、12年ロンドン五輪女子柔道金メダリストの松本薫さん(32)らが走りをつなぐと、土屋も前夜に続いて再登板。5人で計120キロを走り抜いた。

 日本中を勇気づけたシドニー五輪の金メダルから20年。「偽善と思われてもいい。走ることで恩返しがしたい」と話すように、不屈の高橋さんが再び、走りでコロナ禍の日本人の背中を押した。募金ランという新たな形が、日本のチャリティー番組の未来への指針のひとつになる日が来るかもしれない。

 ◆尚子さんに聞く

 ―心が折れそうになる瞬間は?

 「ありまくりました。とっても苦しい24時間でした」

 ―本番に向けて体づくりは?

 「現役終わってからも毎日およそ20キロくらい走っていた。2週間前に足を痛めたのだけが予想外。80キロが人生最高の距離だったので、その先が未知数でした」

 ―けがもした。

 「80キロを過ぎ、足がつってしまった。初めてこういうこと(=足がつった)にあって、人生最高の距離を走ってびっくり」

 ―野口みずきさんとの交流は?

 「ライバルではなく、妹みたいな存在。しょっちゅうメールや電話をしています」

 ―今一番食べたいもの。

 「彼が作る肉まん」

 (「24時間テレビ」終了直後に出演した「行列のできる法律相談所」から)

 ◆「24時間テレビ」募金ラン総走行距離(敬称略、円数字はリレー順)

 ▼高橋尚子 116キロ

 ▼「チームQ」 〈1〉土屋太鳳10キロ〈2〉吉田沙保里10キロ〈3〉陣内貴美子10キロ〈4〉松本薫10キロ〈5〉野口みずき40キロ〈6〉吉田15キロ〈7〉松本5キロ〈8〉土屋20キロ

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