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「ポッキー」ギネス認定 世界中で愛される人気の秘密に迫る! - 読売新聞

 江崎グリコの「ポッキー」が、世界で最も売れた「チョコレートでコーティングされたビスケット」としてギネス世界記録に認定された。誕生から半世紀以上にわたり、消費者の心をつかんで離さないメガヒット商品だ。今回は、世界中で愛されるポッキーの人気の秘密に迫る。

 ポッキーは海外戦略にも力を入れている。1970年のタイ進出を手始めに、その後も各国に拠点を拡大し、現在は30か国・地域で売られている。

 各国で受け入れられるよう、味や売り方にも工夫をこらす。アメリカでは「クッキー&クリーム」など、現地でおなじみの味をラインアップに追加。中国では「ピーチ」や「ブルーベリー&ラズベリー」など、常時20種類ほどの味をそろえ、消費者のニーズに応える。

 江崎グリコによると、ギネス世界記録に認定された2019年の世界売上高は5億9000万ドル(約620億円)。今ではポッキー全体の売り上げのうち6割は海外が占めるという。

 企画当初は「てくてく歩きながら食べるチョコスナック」というコンセプトから「チョコテック」という名称だったが、議論の末、「ポッキン」という食感から「ポッキー」の名称に変更。1966年に発売された。

 1970年代に入ると、購買層の幅を広げるために新たな味を投入。71年に「アーモンドポッキー」、発売10周年となる76年には、子どもたちをターゲットに「いちごポッキー」も発売された。

 バブル期(1980年代後半~90年代前半)には、「アーモンドクラッシュ」や「マーブル」「つぶつぶいちご」と高級感のある商品を相次いで売り出した。販売の主戦場はコンビニに移り、お菓子メーカー各社が狭い棚を激しく奪い合った。

 一大ブームとなったのが「ムースポッキー」。気泡入りのふんわり食感が受け、売れすぎて生産が間に合わず、一時は販売休止に追い込まれたほど。同時期に明治が売り出した、ふんわり食感の「フラン」とファンの人気を二分した。

 1970年代中盤、街のスナックやバーなどでポッキーがマドラー代わりに使われていることを知った江崎グリコの担当者がキャンペーンとして打ち出し、大流行。その後も長く続いた。

 1970年代後半には、ファッション誌の影響で若い女性たちの間で旅ブームが到来。そうした女性たちをターゲットに、ポッキーを「旅の友」としてもらうキャンペーンを展開した。

 1990年には、超大型自販機でポッキーを販売して話題を集めた。前年に巨大な「ジャイアントポッキー」(直径約1cm、長さ約21.5cm)を発売。そのキャンペーン企画だった。

 1999年(平成11年)には、形が数字の「1」に似ていることにちなんで、11月11日を「ポッキー&プリッツの日」として日本記念日協会に登録。この日に合わせて、国内外でキャンペーンを行うようになった。

 その時々のテレビCMも話題を集めた。トレンディードラマが流行した1990年代には、4種類の味をイメージし、牧瀬里穂さんや清水美沙さんら4人の女優を起用した「四姉妹シリーズ」が人気となった。

 2000年代には、モーニング娘。や女優の新垣結衣さん、忽那汐里(くつなしおり)さんらが踊る「ポッキーダンス」が話題に。「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」がキレのいいダンスを披露した。

 最近では、親子や友人同士がポッキーを食べながら語り合うCMを展開し、「みんなで楽しみながら味わう」という商品イメージの定着につながっている。

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December 07, 2020 at 08:54AM
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