峰竜太(68)が16日、レギュラーを務めるTBS系「アッコにおまかせ!」(日曜午前11時45分)に出演し、10日に肺炎のため亡くなった俳優渡哲也さん(享年78)について語った。

峰は00年に独立するまで、24年間にわたり石原プロモーションに所属。仕事が俳優業からバラエティータレントにシフトし始めていた当時を振り返ると、「『軍団』というよりも、自分のバラエティーの仕事が多くなってきたので、渡さんに相談したんです。そろそろ石原プロを抜けてっていう風に言いましたら、『おお、お前は絶対出た方がいいから。頑張れ』って言われたんです」と、渡さんに独立の背中を押されたことを明かした。

先月石原プロ解散の方針が伝えられると、20年ぶりに渡さんに電話をかけたという。「本当にお疲れさまでしたと。声はちょっと出ない感じでしたけど、いきなり『竜太、石原プロ辞めてよかったな』って言ってくれまして。『大したもんだ、よかった』って」。また「話している間に胸が詰まってきて、渡さん今度ぜひ会ってくださいよと言ったら『おうおう、いつでも会うよ』って。最後は笑って電話を切ったんです。ずっといろんな病気があったので調子がよくないというのは分かってたんです。でも、電話はものすごく元気だった」と様子を語った。

渡さんの存在については「人間としてこう生きなきゃいけないっていう人です。誰に聞いても、渡さんに会ったら男でも女でもほれるっていう人です。そのまんまの人です。良い悪いがはっきりしてて、誠実、腰が低くて。そういう方です」。最後は「まねしようとしても大変ですけど、本当にいい道しるべをつけてくださった」と人柄をしのんだ。