
将棋界史上最年少の17歳11カ月で初タイトルを獲得し、19日に18歳となった藤井聡太棋聖が21日、今後の進路について明らかにした。進学はしないという。現在進行中のタイトル戦への抱負や息抜き、人工知能(AI)、将棋の魅力などについて語った。
藤井棋聖は言葉を選びながら、話した。現在高校3年生。進路についても話が及んだ時だ。「進学は今のところ考えていない。卒業後は将棋に集中したい」と宣言した。「一芸」で有名私大の合格も可能だ。あえて大学には行かず、将棋に専念する道を選んだ。
純粋に、「強くなりたい」ためだ。棋聖獲得から数日経過し、徐々にタイトルの実感がわいてきた。掛け持ちで挑戦中の王位戦7番勝負は連勝中とはいえ、まだ途中。「第2局では、木村一基王位の力強い指し手にかなり苦しめられる場面が長かった。そのあたりをしっかりと振り返って、第3局以降に生かしたい。2日制は王位戦が初めてだったが、普段とは違ったペース配分に気を付けないと」と、頭を切り替えている。
竜王戦の決勝トーナメントも24日から始まる。「将棋を指す上で立場は関係ないので、意識することはない」と言い切る。
4月10日を最後に、コロナ禍のため約2カ月、対局があいた。その分、6月だけで9局、7月はテレビ棋戦を除けば6局と、過密日程が続いている。「対局が続く時はしっかり休んで、いい状態で迎えられるようにしている。8時間くらい寝るのが理想」と、体調管理は怠らない。
そんななか、食事について、「キノコが苦手。食べたことがあるのが、シイタケとエノキくらいしかない。食感が嫌いです」と、笑みをもらした。
将棋の研究方法として、奨励会三段の頃からAIも活用している。「ソフトの読み筋や評価値を自分の考えと照らし合わせて、指し手の理由付けをしている」と説明する。この結果、棋士として序盤で形勢を損ねることは減ったという。
将棋について、「1局ごとに違った局面、展開が出てくる。そこで最善を追究していくのが難しさであり、面白いのかな。1歩進むごとに新しい課題が見えてくる。ゴールがないと思う」と、魅力を語った。
藤井は10代初の複数タイトル獲得も含め、2020年度に4冠達成の可能性すらある。今後も注目の対局が続く。
○…大学に進学した主な棋士としては、24日の竜王戦決勝トーナメントで藤井と対戦する丸山忠久九段、A級在籍棋士の広瀬章人八段、中村太地七段が早大で学んだ。糸谷哲郎八段は阪大、片上大輔七段は東大を卒業している。4月にデビューした谷合廣紀四段は東大卒業後、東大大学院情報理工学系研究科で、AIを使った車の自動運転支援の研究もしている。一方、羽生善治九段、谷川浩司九段、渡辺明棋王・王将らは高卒。学歴と将棋の強さは関係ない。
エンタメ - 最新 - Google ニュース
July 22, 2020 at 03:00AM
https://ift.tt/3fSNX3h
藤井棋聖、大学進学せず将棋に集中「強くなりたい」 - ニッカンスポーツ
エンタメ - 最新 - Google ニュース
https://ift.tt/2rzAedD
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "藤井棋聖、大学進学せず将棋に集中「強くなりたい」 - ニッカンスポーツ"
Post a Comment